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女性局ニュース

子供虐待

令和2年児童虐待防止推進月間 吉川ゆうみ女性局長メッセージ

令和2年児童虐待防止推進月間 吉川ゆうみ女性局長メッセージ

11月は児童虐待防止月間です。吉川ゆうみ女性局長からメッセージです。
また、YouTubeで動画も公開しております。
是非、ご覧ください。

自由民主党女性局長 吉川 ゆうみです。
11月は「児童虐待防止月間」です。
女性局では「ハッピーオレンジ運動」の一環として2010年から「児童虐待防止活動」に取り組んできており、本年は活動10年目の節目の年に当たります。
児童相談所虐待対応ダイヤル「189」(いちはやく)は、元々11桁であった電話番号を3桁に短縮。この短縮番号は、開通から数年を経て、ようやく認知されつつありますが、これも女性局活動の大きな成果です。
令和元年12月からは「189」(いちはやく)通話料が無料になり、これまで以上に子供たちや保護者のSOSの声がダイレクトに届く体制となりました。
「189」(いちはやく)ステッカーやオレンジリボンバッジ等を最大限活用し、お一人お一人の勇気ある行動が、かけがえのない命を救うということを、更に多くの皆さんにお伝えしていかなくてはなりません。
さて、本年4月から、親が児童への「しつけ」に体罰を加えてはならないとした「児童福祉法」が施行されました。殴る、叩く、正座をさせる、食事を与えないといった体罰は、子供たちの体ばかりでなく心にも傷を負わせ、負の連鎖を生み出していくことになります。
様々な調査結果からも明らかなように、子供への虐待は、両親をはじめとする近親者が大きな割合を占めており、なかなか目が届きにくいとはいえ、家庭内での児童虐待の再発防止は最重要課題です。
児童虐待の件数は増加の一途を辿っており、私も子を持つ親として心を痛めているところです。
特に今年は、例年のような児童虐待に加え、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、自粛期間となっていた上半期に、全国の児童相談所が対応した虐待件数が昨年上半期に比べて1割増し、過去最悪だった2018年を上回るペースとなっています。
つい先日も、コロナの影響で、未就学児への家庭訪問調査が延期されたことで、家庭内での虐待が露見せず、3歳の男の子が命を落とし、実母ならびに継父が逮捕されたという痛ましい事件が報道されました。「新たな生活様式」で自宅での虐待が潜在化している恐れもあり、児童を取り巻く環境悪化を懸念するところです。
子供はわが国の未来であり、国の宝であり、社会全体で育んでいかなければなりません。全国の女性局の皆様におかれましては地域密着という強みを十二分に発揮していただき、児童虐待の芽を見逃すことなく、活動を進めていただければと思います。
改めて、今月は「児童虐待防止月間」です。コロナ禍で女性局が例年行っている全国一斉街頭活動等はできませんが、女性局では、この強化月間である11月に、全国の県連女性局と児童虐待防止について意見交換をし、政府に要望をしていく予定です。皆様も児童虐待防止のための有効な方策がございましたら、各県連女性局にお伝えいただければと存じます。
「新しい生活様式」の中で工夫を凝らし、心を合わせて虐待防止に努めていきましょう。

令和2年児童虐待防止推進月間 吉川ゆうみ女性局長メッセージ

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