第16回女性局政策ミーティング

8月1日、第16回女性局政策ミーティングを開催しました。今回は「防災・減災[女性の視点で]」と題して谷公一 内閣府特命担当大臣（防災、海洋政策）にご講演いただきました。

谷大臣は冒頭、近年の大雨・短時間強雨の頻発化の背景には地球温暖化の影響があるとし、気候変動とその影響を予測し、科学的知見を蓄えていくことが重要と述べ、先日閣議決定された「新たな国土強靭化基本計画」についても説明しました。

次に7月中旬の秋田市での大雨の際に発出された避難情報等の事例を交えながら、市町村が行うべき災害応急対策や知事の判断が求められる項目とそれぞれの役割を説明しました。各家庭での平時からの備えとして、「多くの家庭で共有されていないというアンケート結果が出ているが、いざという時のために待ち合わせ場所の確認をぜひ行っていただきたい」と語りかけました。

男性と女性で支援ニーズが異なるため、防災分野においても女性の視点が重要だとした一方、都道府県防災会議の委員に占める女性の割合を2025年までに30％という目標を掲げていますが、2022年は19.2％だとし、都道府県ごとに差がある状況だと述べました。女性委員の割合を高める工夫など、自治体の好事例についてもご紹介いただきました。