女性局ニュース
第17回女性局政策ミーティング
11月22日、第17回女性局政策ミーティングを開催しました。
今回は小倉將信衆議院議員から、教育・保育施設等において働く際に性犯罪歴等についての証明を求める仕組みである、日本版DBSの設立をテーマに講演いただきました。
小倉議員は、子どもが被害を受けた場合には相談しづらいことや、性被害にあった子どものその後の人格形成において大きな傷を残すことから、日本版DBSの必要性を強調。
一方、必要な施策であってもどこまで立法が許されるかは慎重に考えなければならないとした上で、加害者の職業選択の自由や個人情報の保護など、憲法や刑法の原則などとの関係性に関する論点を紹介しました。
さらに、日本版DBSを導入する場合の事業者の負担、対象となる業種などの運用に関する課題についても説明し、参加者からもこれらに関する意見が多く寄せられました。
また小倉議員は、初代こども政策担当大臣を務めた際、子どもの時に性被害にあった方や関係者のお話を聞いてきたことを受けて、「子どもの性被害は今も起こっている可能性があり、一刻も早く子どもの安全を守りたい」と決意を語るとともに、日本版DBSのみで全ての性被害者を守れるわけではないことから、第三者通報義務や子どもへのプライベートゾーンの啓発などの取り組みもパッケージとして進めることが重要だと強調しました。
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