第32回女性未来塾

2月22日、第32回女性未来塾を開催しました。
今回は島尻安伊子衆議院議員から「沖縄のこどもの貧困」をテーマに講演いただきました。

島尻衆院議員は冒頭、沖縄県の子どもの相対的貧困率が全国平均（13.5％）の約2倍にあたる29.9％であることを示した上で沖縄の子どもの貧困は全国と比べても特に深刻な状況にあると説明。
貧困から子供たちを一人でも多く救うために、島尻衆院議員が内閣府特命担当大臣（沖縄及び北方対策担当）であった平成28年度に「沖縄子供の貧困緊急対策事業」を立ち上げたと当時を振り返りました。

当時の緊急対策の主な内容として、貧困に苦しむ子どもに適切な支援を行う「子供の貧困対策支援員」の配置や、日中・夜間に子どもが安心して過ごせる居場所の整備などを挙げた上で、今後も必要な支援を行っていくべきだと強調しました。

また島尻衆院議員は沖縄では10代の妊娠・出産の割合が全国と比べて高く、貧困の連鎖を断ち切るためにも若年妊婦を支援する社会的な枠組みが必要だと語りました。

質疑応答では、大学等への進学率に関する質問や中高生に対する性教育に関する質問など、子供の貧困に関連するさまざまな問題について丁寧に応えました。

自見はなこ女性局長は講演を踏まえて「沖縄への対策をしっかり講じることが国としても大変重要だ」と述べ、女性局として女性政策や子ども政策を進めていきたいと強調しました。

次回の開催は3月を予定しています。