第14回女性局政策ミーティング

3月3日、「第14回女性局政策ミーティング」を開催しました。

今回は「アピアランスケア（がん治療にともなう外見の変化に対するケア）」をテーマに今井絵理子女性局長代理、一般社団法人チャーミングケア代表理事の石嶋瑞穂氏よりご講演いただきました。
石嶋さんは、お子さんが小児がんを経験したことをきっかけに、病児や障害児をはじめ家族のケアも必要であるとチャーミングケアの活動を始めました。アピアランスケア支援事業の実態調査や、カテーテルケース制作キットなどの市販されていない医療グッズを取り扱うモールの運営等、当事者ならではの目線で活動をしています。

会議では今井局長代理よりアピアランスケア支援事業に関する国の取組みについて説明した後、石嶋さんからは当事者が「特別⽀援教育就学奨励費」等の助成金の情報や申請にアクセスしづらいことや各自治体での取り組みの差が大きいことなどの問題提起がありました。また、神奈川県横浜市では助成金の申請場所を市役所だけではなく、拠点病院でも直接行えるようにしているという好事例の横展開を行っていると述べました。
参加者の中でもがんを経験した方が複数おり、アピアランスケア事業の重要性を共有しました。